節約の手順|元浪費家が実施した無駄な出費を減らして人生のハードルを下げる方法

節約

2024.08.22

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節約を始めたいけど手順がわからない。無駄な出費を減らしたいけど無理な節約はしたくない。

そんなあなたへ。

節約と聞くと貧乏くさい、楽しくなさそうなどネガティブな印象がありますが物価も税金も上がり続ける現代の日本では節約は必須スキルになっていくのではと思っています。

ただちょっとしたコツを掴むと無理なく余分な支出を減らすことができ、支出にもメリハリが出てむしろ快適な暮らしに一歩近づきます。本浪費家の僕が実際に実施してきた節約の手順をご紹介します。

節約のメリット

  1. 節約で得られるメリットを知る
  2. 見栄を張らないことの大切さと注意点

1. 節約で得られるメリットを知る

生活費を下げるのが快適で豊かな生活に近づくと思う理由のイメージ画像

節約にはデメリットもありますがメリットも沢山あります。それは精神的なゆとりができることだったり、幸せの感じ方が変わったり、自分にとっての正解が見えてくることだと思っています。

まずは節約することによって得られる効果や価値観などを知ることによって将来のイメージを作っていきます。

関連記事:メリット3選|生活費や固定費を下げるのが快適で豊かな生活に近づくと思う理由

2. 見栄を張らないことの大切さと注意点

質素倹約イメージ画像

見栄を張ってお金を使うと人は不幸になると考えています。質素倹約を意識すると自分軸で考えるようになり、お金の使い方が変わるようになります。それと同時に自分らしく生きる近道になるのではないかと考えています。

他人軸が悪いと言っているわけではなく、まずは自分の心としっかりと向き合って判断の基準を作ることが大切だと思っています。

関連記事:見栄を張らない|質素倹約が自分らしく生きる近道なのではないかという話

節約の具体的な手順

  1. なぜ節約をするのかを考える
  2. 支出の把握
  3. 使うお金のバランスを見つめ直す
  4. 大きな固定費の見直し
  5. 最低限度の自炊
  6. 健康に害する節約、細か過ぎる節約はしないようにする
  7. 何かを作る趣味を持つ

1. なぜ節約をするのかを考える

貯めにくい日本イメージ画像

曖昧な理由で始める節約は長続きしません。まずは節約する理由を考えて自分の中で落とし込むようにしましょう。長期的にコツコツやって効果が見えてくるものなのでゴールを先に考えておくとそれに向かって継続できるようになります。

理由はなんでも良いですが例えば

  • 老後の資金を貯めていきたい
  • 子供の学費を貯めていきたい
  • 何か高価な欲しいものがある

などあるかと思います。そのために目標金額としていくら貯めるのかを明確にしておけば長期的に継続できる指針となります。ですがこれはあくまで始めるきっかけとしてあれば良いだけなので、途中で目標が変わるのもありだと思います。

最初は車が欲しくて貯め始めたお金だけど、気が変わって住宅ローンの繰上げ返済に回すことにしたみたいな、そんな感じです。何はともあれ理由もなしに節約を初めてしまうと続かないし辛くなることもあると思うので、自分はなんで節約をするのか、それでどんな生活がしたいのかをイメージしてみましょう。

関連記事:貯めにくい日本|将来に不安を感じるならとりあえず貯金するのが良いと思う理由

2. 支出の把握

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ゴールのイメージができたら支出の把握です。ここのデータがないとどこを削れば良いのかもわかりません。家計簿をつけるのも良いですがレシートを貯めたり記入したりと手間が多いので、行動のハードルをできるだけ下げてあげるのが継続のコツです。

そのためにまずはネット銀行を開設をして、可能な限りカード決済で買い物をすることをオススメします。そうすれば支出のデータが全てアプリ上で管理できるのでレシートを貯めておく必要もないし、面倒な記入もしなくても良くなります。

支出が見える化されることにより、残すべき支出と削るべき支出が出てくるので整理整頓していきましょう。

関連記事:ミニマリストの家計簿|支出を見える化して家計の基盤を作るコツをご紹介

3. 使うお金のバランスを見つめ直す

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支出を見える化したら、自分なりの支出やお金の使うバランスやタイミングなどを見つめ直します。出費の種類は消費、浪費、投資の三種類です。自分にとってこれは消費だったのか、浪費だったのか、投資だったのかの区別と付けておくと今後の節約のストレスを軽減することができます。

お金の使い方は人生を左右すると言っても過言ではありません。支出のバランスや価値観などは人それぞれ違うかと思いますが、全ての出費に注意が必要です。

関連記事:支出の種類|使うお金のバランスを考えて日々の生活に納得感を出す方法

4. 大きな固定費の見直し

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消費、浪費、投資の区別をはっきりさせたらまず消費の削減をしていきます。浪費の方が無駄な支出なんだから先に削るべきなのでは?と思った方は鋭いです。

確かにそうなのですが、いきなり浪費を削ってしまうと続かないし今のライフスタイルが崩壊して人生の幸福度が極端に下がってしまう可能性が高くなります。

喫煙者でお酒好きの方が今日から酒とタバコと飲み会は一切禁止にすると、とてもストレスになると思うしそれは豊かとは言えません。なので最初に大きな固定費の見直しをします。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 生命保険
  • 通信費(スマホ、Wi-Fi)
  • サブスク

などです。このあたりは一度変更するとずっと節約になるし、金額の変動も大きいのでオススメです。中でも1番取り組みやすいのがスマホを格安SIMへすることです。家で変更できるし、通信速度などもそんなに気にならないし、それだけで月々の料金が5000円〜10000円ほど落とすことができます。まずはハードルを下げて簡単にできそうな固定費から見直していきましょう。

関連記事:ミニマリスト式節約術5選|固定費を削減して節約と豊かな暮らしを両立させる方法

関連記事:まずやるべき節約|元浪費家のミニマリストが最初に始めた節約術

5. 最低限度の自炊

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固定費の見直しをして少し余裕が出てきたところで、最低限の自炊をすることにより節約が加速します。自炊は最強だと思っていて消費と浪費の削減にもなり、自炊スキルは自己投資にもなっています。

食費は生きていく上で必要な経費だし、自炊すると外食も減るので浪費も少なくなります。そして一度自炊を覚えると将来どんな環境でも役立つと思っているのでこれは投資だと言えます。外食なども含めて1ヶ月50,000円かかっていた食費が自炊で20,000円になったとして、1年で360,000円浮きます。そしてそれが40年続くと考えたら1,440,000円の節約に繋がります。

関連記事:節約術|ミニマリストがスーパーで食材を買うときに意識していること

6. 健康に害する節約、細か過ぎる節約はしないようにする

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健康を害する節約や、あまりにも細々とした節約は費用対効果も低いのでやめた方が良いです。

  • こまめに家中のコンセントを抜く
  • 冬に暖房費をケチる
  • 真夏にクーラーを止める
  • 毎日カップラーメン
  • 健診の病院代をケチる

などはいくら節約といっても身体を壊してしまいます。大きな固定費や食費を浮かすことができれば節約は7〜8割成功しています。あとの何割かを埋めようとするストイックな方もいますが、それは特殊なパターンなのであまり気にしない方が良いと思います。人生は長期戦で健康第一なので自分の身体への投資はケチらないようにしましょう。

関連記事:無理しない|節約が続かない人に知ってほしい3つの目線

7. 何かを作る趣味を持つ

ここからは番外編なのですが、何か創造的な趣味を持つことは結果として節約に繋がってくると思っています。そして作り出すことでそれが稼ぐことにも繋がっていきます。趣味でもなんでもそうですが、使用する側、使う側になってしまうと何かと料金がかかってしまいます。

  • 身体を鍛えるためにジムの月謝
  • 趣味であるスポーツの料金
  • 映画をるためのネットフリックスの料金

なども趣味としてもちろん良いのですが、できれば生み出す側の創造的な趣味を持つことができれば強いと思います。

  • 映像作成
  • デザイン
  • イラスト
  • ブログ
  • カメラ

PCやカメラ、ソフトなどの初期費用はかかりますがこの辺りを趣味にできると、作り出すことに夢中になるのでその時間分出かけて浪費することも少なくなります。SNSを見る時間も減って広告を目にする時間も少なくなるので、結果として使うお金も少なくなります。

そして趣味だったとしても何か作り出すということは何かに貢献できる機会も増えてくるので幸せに感じる時間も増えていくと思っています。

関連記事:必見|クリエイティブな趣味を持つと節約できて幸福度も上がる理由

まとめ

  1. なぜ節約をするのかを考える
  2. 支出の把握
  3. 使うお金のバランスを見つめ直す
  4. 大きな固定費の見直し
  5. 最低限度の自炊
  6. 健康に害する節約、細か過ぎる節約はしないようにする
  7. 何かを作る趣味を持つ

必ずこの順番で実施する必要はありませんし、順不同でも良いので始めやすいところから無理せず進めていくと幸福度を維持したまま快適に節約ができます。

何歳からでも、何か始めるのに遅過ぎることはないと思うので気が向いた時に快適な節約ライフを始めてみてはいかがでしょうか?

(筆者)

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Ukyomas

Webデザイナー、振り付け師、ミニマリスト。人生の余白を作り、個人がストレス無く生活して自由に創造できる未来を目指している。

筆者について