兼用のすすめ|暮らしに兼用の概念を取り入れて所有物を少なくするアイデア5選
2024.09.03
所有物を減らして暮らしをシンプルにしたい。
そんなあなたへ。
暮らしにできるだけ兼用の概念を取り入れると、所有物を少なくしてシンプルな生活をすることができます。そうすることによってゆとりある空間を生み出して気持ちや思考に余裕を持たせることにより、快適な生活ができると筆者は考えています。
デザイナーでありミニマリストである私が、ミニマリズムと豊かな生活を両立させる兼用のアイデアを5つご紹介します。
- デスクは置かずにダイニングで兼用
- アートは置かずに椅子と照明で兼用
- テレビを置かずにPCで兼用
- 普段着と仕事着を兼用
- 傘は持たずにマウンテンパーカーで兼用
1. デスクは置かずにダイニングで兼用
我が家ではデスクは置かずにダイニングテーブルと兼用で使っています。家で仕事をする機会も多いので本当はデスクとモニターがあったら作業効率も上がるかもしれないのですが、それよりも空間のシンプルさとノイズの少なさに重点を置いています。
少し前はデスクとモニターとデスクチェアがあったのですが、空間が圧迫されてしまうのと、自宅にいながら部屋に仕事感が出てしまうのに違和感を感じて手放しました。ダイニングで兼用して使うようになってから暮らしと仕事がうまく調和して心地よい感じになっていると個人的には思っています。
あとはデスクってコンセントの位置とか配置とか考えると置く場所が大体決まってくるというのも可能性を狭めている気がしています。個人的に部屋の模様替えがとても好きなので、できるだけ配置を自由に変えれるアイテムを選ぶというのは大事です。
2. アートは置かずに椅子と照明で兼用
今後増えるかもしれませんが、我が家に絵画やポスターなどの飾りとしてのアートはありません。その代わりに椅子やスツール、照明器具などにアートの役割を持たせるようにしています。
例えば絵画とか置き物って美しいものが多いですが機能的ではないのです。つまり、美しいけど使用はできないのです。そこを兼用するという考えです。
そうすることにより普段日常的に使用する機能的な物に感性を加えることによって、機能と美しさの両立をすることができます。椅子やスツールは座れるしサイドテーブルとしても使えるし、照明を置いておく台としての役割も果たしてくれます。
3. テレビを置かずにPCで兼用
家にはテレビがないのですが、今のところ不自由はしていません。なぜならPCがあれば大体のことができるからです。もともとテレビを見ない性格もあり、YoutubeやAmazon prime videoなどで十分足りています。もし見たくなった場合はTVerなどもあるので良いかなと思っています。何よりテレビは場所をとりがちなので無いと部屋がすっきりします。
PCであればダイニングに置いてみても良いし、リビングに持ってきて見るなどもできます。あまりしないですが寝室で見ることもできます。リラックスするためのスピーカーにもなりますし、当然仕事道具にもなります。普段使い慣れているせいで忘れかけていましたが、PCは最高の兼用アイテムと言っても過言ではありません。
4. 普段着と仕事着を兼用
仕事柄服装はわりと自由なので、できるだけ普段着と仕事着は分けずに基本的に同じものを着るようにしています。そうすることによって服の量を少し減らすことができます。洋服を兼用することによってクローゼットに余白を作ることができます。
あまり派手で印象に残りやすい服だと場面を選ぶ場合があるので、なるべくシンプルで無地に近いアイテムを購入するように心がけています。服は基本的に消耗品と考えているので可能であればお気に入りの定番品を購入して同じものを買い直せるようにしておくと迷わずにすみます。
もちろんお洒落用の服も購入する時もありますが、ハンガーの量を固定する、その分何か捨ててバランスを保つなど心がけるようにするのが良いと思います。
5. 傘は持たずにマウンテンパーカーで兼用
私は移動手段が基本的に車というのもありますが、あまり傘を使用しないため手放しました。その代わりにGORE-TEXのマウンテンパーカーを常にリュックの中に忍ばせておくようにしています。暴風雨の時でも濡れないし、傘みたいに壊れることもありません。
日本では約8,000万本のビニール傘が破棄されているそうですが、とても環境に悪いんです。環境負荷のことを考えても、あまり傘を買わない方が良いと私は思っています。
夏は雨の日でも暑そうなのでどうしようか考え中なのですが、Tシャツの上から着てみるなど色々試してみようかなと考えています。
まとめ
兼用、つまり一つの物に二つ以上の役割をもたすことで所有物を減らして空間に余白を作ることができます。ただ、合理性を追求するあまりに自分にとって必要なものまで手放すことは本末転倒だと考えています。
なので物の機能性と役割を自分で判断して、自分の感性などを失わない程度に減らすのが良いと思います。そうすれば心の余裕やゆとりを残しつつ本当の豊かさを見つめ直すきっかけになります。兼用を暮らしに取り入れて、シンプルライフを試してみてはいかがでしょうか?
(筆者)