ヴィンテージチェアの魅力|偏愛ミニマリストが名作チェアを愛する理由

部屋

2024.09.03

ヴィンテージ家具の魅力イメージ画像

ヴィンテージチェアが欲しいけど、魅力がいまいちわからない。

そんなあなたへ。

椅子は暮らしの中心となるアイテムです。座ってもよし、アート作品として眺めてもよし、日常を豊かにしてくれるアクセントになります。デザイナーでありヴィンテージ家具好きの私が名作チェアの魅力について紹介していこうと思います。

  1. 現行品と比べて木材の品質が良い
  2. 普遍的なデザインで流行り廃りがない
  3. アート作品としても兼用できる
  4. 勉強して購入すれば値段が落ちない
  5. サステナブルな目線でも環境に優しい

1. 現行品と比べて木材の品質が良い

作られた年代にもよりますが、ヴィンテージ家具は現行品よりも木材の品質が良いです。昔は材料がたくさんあったため木材の良い部分を使用できましたが、現在は木材が足りなくて新品だとどうしても品質が落ちてしまっています。

もちろん新品を買うべきではないという話ではないですが、オークの肌触りや木目の美しさなども含めて毎日触ったり眺めたりするものなので費用対効果は良いです。

ヴィンテージの場合、経年変化ですでに木材に深みが出ている場合が多いのでそこも魅力です。この場合は製造年など確認できる椅子を購入すると良いです。

2. 普遍的なデザインで流行り廃りがない

流行りに左右されない普遍的なデザインも魅力の一つです。定番とか名作と呼ばれているものには必ずその理由があります。まずはその世界で一流と呼ばれている作品を見ることで眼を養うこともできるし、センスを磨くこともできます

どうしても時代には流れがあるので流行りに乗っていかないといけない場面はありますが、その中でも古き良き文化みたいなものも大切にしていかなきゃいけないと思っています。

ヴィンテージ家具はその普遍的なデザインから、長い間誰かに使用されてきた家具が多いです。家具にだけ言える話ではないですが、長く愛されている作品は限りなく正解に近い造形、機能を兼ね備えている可能性が高いと私は考えています。

3. アート作品としても兼用できる

このブログでは何度か出てくる言葉ですが、椅子は理性と感性のバランスが非常に良いアイテムだと思います。もちろん座る用途でも使えますし、観賞用としても美しい。

照明器具や観葉植物のスタンドとしての役割も果たします。来客用の椅子として使用することもできるし、サイドテーブルの役割も果たします。

兼用という考え方は部屋が狭い日本の住居で空間の余白を作る手段として有効だと感じています。そしてその兼用できるアイテムが造形として美しいと、使い方も多種多様で日常の暮らしが楽しくなってきます。

4. 勉強して購入すれば値段が落ちにくい

名作チェアはちゃんと勉強して購入すれば値段が下がりにくいです。木材の値段が年々上がっているというのもありますが、古いもので状態が良いものは数も少ないしなかなか市場に出ないからです。そしてそれを欲しいというマニアックな人も多分結構いるからです。

需要と供給のお話になってきますが、今は新品でなおかつ役にたつ商品が圧倒的に多いという現象が起きています。そこに価値を感じられないという人も増えている印象です。役に立つものの価値が薄れて、意味があるものの価値が上がってくるのではないかと考えています。

実際に古いレコードや車などの価格も上がっていますし、生きがいや意味にとんでもない価値がついてきている時代です。椅子は役にも立つし、意味もあるちょうど良い箇所にいると僕は思います。

5. サステナブルな目線でも環境に優しい

基本的に、新たに安く作られた椅子を購入するよりも高価でも中古の椅子を購入した方が環境には優しいです。

そしてその安価で新たに作られた椅子の寿命は短いので、数年でゴミになります。修理するよりも新たに買った方が安いという思考になりがちになってしまいます。便利ですがそれだと結局負のサイクルが生まれてしまいます。

ヴィンテージ家具は作りもしっかりしてるものが多く長持するので捨てる必要も無いし、もし壊れても修理して使うこともできます。もし手放すこととなっても次の人に託すこともできます。できるだけ環境負荷をかけないように一人一人の意識が大切なのではと考えています。

まとめ

色々ヴィンテージチェアの魅力をお話しましたが、結局は自分のお気に入りの一脚が見つかればそれを大切に使うのが理想です。北欧のデンマークでは初任給でまず椅子を買うという話もありますし、椅子を中心にしてインテリアを考えるのもありだと思います。

近くのショップやオンラインでも購入できる場所があるので、お気に入りの椅子を見つけて日々の暮らしを豊かにしてみてはいかがでしょうか?

(筆者)

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Ukyomas

Webデザイナー、振り付け師、ミニマリスト。人生の余白を作り、個人がストレス無く生活して自由に創造できる未来を目指している。

筆者について