貯めにくい日本|将来に不安を感じるならとりあえず貯金するのが良いと思う理由
2024.08.02
たまに自分でも「こんなに節約して何するんだっけ?」と考えることがあり、今思い返すと将来への不安がとても大きかった気がします。私の場合はあまり無理のない範囲で節約や貯金などやっているのですが、良い選択だったと思っています。
少し悲観的かもしれませんがニュースや今の日本の状況を見ると私を含む一般人は節約を意識しないと生活できないレベルになってしまうのではないかと思ってしまいます。もちろん人それぞれ目指しているところやゴールは違うと思いますが、守備を磨いてから攻撃を磨くのが今の最適解なのではないかと感じています。
- 日本の構造的にどんどん貯金できなくなっていく
- 「若いうちにお金を使え」は半分本当で半分嘘
- 人は余裕がある時にこそ行動に移す
1. 日本の構造的にどんどん貯金できなくなっていく
みなさんご存知かもしれませんが、今の日本では少子高齢化がどんどん進んでいます。負担しなければいけない老人が増えて、それを支える若者が少なくなっています。今年の出生数から、20年後の成人数など大体割り出せるので人口が減っていくのはほぼ確定事項と言っても良いでしょう。
そうなると現役世代の人数も減り若者の社会保障費の負担が大きくなり続ける一方ということになるので、いわゆる”ステルス増税”的なことが今後さらに増えてくると予想しています。仮に若者全員で選挙に行ったとしても、若者の数の方が少ないので勝つ可能性は低いとみています。ただこれは仕方のないことであり、いくら国を責めても状況は変わらないです。
「今の日本は終わってる」「増税クソメガネ」と嘆くだけなら簡単で、誰でもできます。ただ、言うだけ言って不安を抱えているにも関わらず結局自分のお金の使い方も変えられないのであれば少しダサいなとも感じてしまいます。
問題はこの状況下において自分でできることを探して勉強して自ら行動することだと思っています。特に若い世代は目の前のことも大切ですが、未来を見据えて動くことを考えるのも大切です。
2. 「若いうちにお金を使え」は半分本当で半分嘘
よく割と年上の方のアドバイスで、自己投資として「若いうちにお金を使え」と言う言葉がありますが、半分本当で半分嘘だと思っています。大前提としてお金を使わないと体験できないことが沢山あります。そして、若いうちに体験できるなら間違いなくその方が良いです。
例えば海外旅行などをして、感じて、自分の中で落とし込む。これは私も自身体験しましたが間違いなくお金を払ってよかった体験だと思っています。当然お金は沢山なくなりましたが、今の自分を構築している要素の一つになっているので後悔なんて微塵もしていません。ですがただ闇雲にお金を使えと言うのは少し無責任な気がします。
先ほども話しましたが増税や物価高などの影響もあり、”今まで通りの普通”にお金使っているとすぐにお金が無くなってしまいます。なのでどこにお金を使うのかを考えることが重要になってきます。
お金を全く使うなと言いたいわけではなくて、感情に任せずに使う資金の比重を自分でコントロールする意思を持つことが分かれ目になるように感じています。
これは私の基準にはなりますが、借金してでも購入しなくてはいけないものはないと思っています。つまりローンを組んで何かを購入するのではなく、手元に資金ができてから購入するようにするように意識するようにしています。元々ローンを組む癖はありませんが、少しの意識でお金の使い方が少し上手くなった気がします。
3. 人は余裕がある時にこそ行動に移す
節約貯金をするくらいなら、稼ぐ能力を先に身につけた方が良いと思う方もいるかもしれません。それで本当に稼げるようになるのであればそれで良いのですが、これも気をつけなければなりません。私が思うに節約や貯金スキルを身につけてから、稼ぐ能力を身につけた方が合理的です。
保守的なことは悪いことみたいな風潮がありますが、必ずしもそんなことはないと思っています。例えば格闘技とかでも、パンチが当たらなければ負けることはないでしょう。そしてそんな選手は守備には絶対的な自信があるはずです。そしてその守備の自信や余裕が攻めへの戦略に繋がるのではないかと思っています。
もちろん生まれつきの自分のタイプが攻めなのか守りなのかにもよっって戦略は変わるかと思いますので、自分がどちらのタイプなのか知るのも大切です。守りを無視してでも相手を倒せるパンチ力があれば守りを捨てる選択もありだと思いますが、そんな人少数なのかなと思っています。
そして経験上、人は気持ちに余裕がないと誤った行動をしがちになります。本当に余裕がなくなると借金をしてまで借金を返そうとする人も出てくるわけです。なのである程度の余裕を持って行動力を確保するために貯金はしておいた方がいいのではと考えています。そしてこのある程度の資金は実際にやりたいことができて行動する時も大きな味方になってくれると思います。
まとめ
構造的に貯金がしづらくなっている日本において、将来に不安を感じるならとりあえず貯金するのが良いと思う理由についてでした。このブログでは何度もお話ししていますが、結局自分にとっての正解というか自分をよく理解することが大切だと感じています。
将来どんな生き方がしたいのか、今後どうありたいのかなどが指針となってくるものなので節約や貯金しない人を非難するわけではなくてその人が良いのであればそれで良いということです。今を楽しむのもとても意味があります。このブログが人生設計のきっかけになれば嬉しく思います。
(筆者)