暇な時間を作る|手より頭を動かしている時間が最も創造的なのではないかという話

創造

2024.09.05

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時間に追われてやりたいことができない。時間を作って創造的な活動がしたい。

そんなあなたへ。

これは個人的な見方ですが仕事など目の前のことに追われて過ぎて疲弊していると、あまり良いことが無いと考えています。ミニマリストの本質は時間を生み出して、その時間で思考したりやりたいことに集中することだと思っています。

そしてこの余白の時間を作れば、創造の時間ができ、人はより斬新なアイデアを出したりクリエイティブになるのではないかと考えています。

  1. ぼーっとしている時間が実は最も脳が動いている
  2. 余白の時間を作らないとアイデアや自分を見つけられない
  3. 忙しい時こそ暇な時間を作ってみる

1. ぼーっとしている時間が実は最も脳が動いている

  • 忙しい時間にアイデアは生まれにくい
  • 良いアイデアは空白の時間に生まれやすい
  • 歴史上の偉人の習慣には散歩が多い

これは様々な研究でも結果が出ているそうなのですが、人はぼーっとしている時の方が脳が動いているそうです。逆に手を動かしたり行動している時はそれが作業的になってしまうので脳の動きが鈍くなるということです。

確かに歴史上の偉人たちの斬新で革新的なアイデアや発想は、忙しくてバタバタしてる時に思いついているケースは少ないように感じます。例えば万有引力の法則を発見したニュートンは”りんごが木から落ちる”のをみて重力の存在を疑うようになったのは有名なお話です。

他の歴史上の物理学者や作家などの生活を調べてみると、なぜかみんな日常に散歩の時間が組み込まれています。これは意図的だったのかどうかはわかりませんが、斬新でユニークなアイデアと深く関係していると思っています。

なので私自身も散歩やぼーっとしている時間をあえて生活に組み込むようにしています。確かに思考が整理されて次に何をすれば良いのかがわかるようになるし、それに伴ってアイデアも浮かぶようになっています。

2. 余白の時間を作らないとアイデアや自分を見つけられない

  • 予定やスケジュールを組みすぎると思考の時間が減る
  • 充実している自分に酔わないようにする
  • 迷った時は落ち着いて、暇な時間を作る

余白の時間はアイデア出しにも効果がありますが、自分探しにも効果があります。つい、何者かになりたいが一心で予定やスケジュールを組む人がいますが実はあまり効果的ではないのではないかと思っています。

もちろん、それが自分の本当にやりたいことであればそのまま突き進んでほしいのですが“忙しくて充実している私”に酔っているというケースもあります。言い方は良くないかも知れませんが、それでは何者にもなれないのではないかと考えています。

何を隠そう私もそうだったからです。つい何者かになるために色んなことをしたり足し算的な思考でいたのですが、それは本質ではなくて私にはあまり向いていなかったと今では感じています。

たまに人生相談的なことをされることがあるのですが、暇な時間を作ってみたら?と一言言うようにしています。私自身半分ニートのような生活をしていた時期があるのですが、決して無駄な時間だったとは思っていません。むしろその期間で自分の哲学や方向性、価値観と向き合ったからこそ今の自分がいると自信を持って言えます。

そしていわゆる”何者か”になっている人はそういう期間があるひとが多いように見受けられます。

3. 忙しい時こそ暇な時間を作ってみる

  • 自分の哲学を構築する時間をあえて作る
  • まず自分に取ってのゴールを見つける努力をする
  • 自分に取っての正解は自分の中にある

忙しい時こそ、あえて空白の時間を作ることは必要だと思っています。今を一生懸命生きる大切さもあると思うのですが未来を見て考える時間も必要です。

人それぞれ目指すゴールは違うので、目の前の努力もしつつ自分はどのゴールに向かっているのかを決める努力も同時にした方が情報に振り回されない気がします。

SNSやYoutubeなどで個人が自由に発信できる時代だからこそ、自分もこうなりたい。何者かになりたい。という強い憧れが誰もがあるかと思いますが、そんなときだからこそ自分自身との対話の時間を大切にしてほしいです。

答えや正解って人によって変わるものだと思っていて、その人が正しいと思えばそれは正解だし、違うと思えば不正解で良いかなと感じることが多いです。答えは必ず自分の中にあるという話をたまに聞くのですがあれは本当だと思っています。

そしてその自分にとっての正解を持つ人が増えることが、今の情報に溢れた世界で必要なのではないかと筆者は考えています。

まとめ

実際に手を動かしている時間が創造的でクリエイティブだと思われがちですが、実はそうではないケースもあるというお話をしました。暇な時間を作ることが実はクリエイティブで、斬新でユニークなアイデアを思いつくきっかけになるのではないかと筆者は思っています。

そのためには一度情報や他の人を見るのをやめて、自分との対話、思考の時間を作ることにより自分の正解を見つけることが重要です。

何者かにならないとと思うよりも、まず自分の中にある情熱や想いと真剣に向き合うことが一周回って何者かになる近道だと信じています。

(筆者)

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Ukyomas

Webデザイナー、振り付け師、ミニマリスト。人生の余白を作り、個人がストレス無く生活して自由に創造できる未来を目指している。

筆者について