才能を思い出す|子供の頃得意だったことに才能が眠っている可能性が高いと思う理由
2024.05.12
![才能を思い出すキャッチ画像](https://minlife.jp/wp/wp-content/uploads/remembering-our-talents-catch.jpg)
自分の才能を見つけたい、得意を活かして生活したい。
そんなあなたへ。
よく自分の好きなことや得意なことがわからないという相談事やお話を聞きますが、幼少期にそのヒントがあるのではと私は考えています。
新しいことにチャレンジしながら才能を探すのもとても大切なことだとは思うのですが、得意なことや好きなことは当たり前にできてしまうので自分の意識の範囲外であるケースも多いです。
それよりもまず、自分を見つめ直す時間を作り元々眠っている才能を自覚してから行動した方がうまくいく確率が高いと思っています。
- 好き=得意ではない
- 表層や外見は変わっても中身はそうそう変わらない
- 自分の才能に気が付くためにシンプルに考えてみる
1. 好き=得意ではない
- 得意なことは他の人よりも何故かうまくできること
- 好きなことは楽しい、情熱を持てること
- 苦手を克服よりも、得意を伸ばす
好きなことと得意なことは一緒に見られがちですが、そうではないと考えています。“得意なこと”は他の人よりも何故かうまく前にできることで、“好きなこと”は単純に楽しい、情熱を持てることです。
理想系は自分の好き×得意な事をするだとは思うのですがこれが意外と難しいのだと思います。
それは、得意なことは自分の意識外であるケースが多いというのと、好きなことは仕事にならないケースが多いということなのです。
私個人のお話になりますが、私の得意なことは情報を集めて思考すること、1人または少人数で作業すること、時間をかけて自分のイメージを形にすること、目標を立てて要るものと要らないものを判断することなどあると思っているのですが、これは人に言われて気がついたり今までの人生を振り返って見つけた自分の得意でした。自分では普通にやっていることなので気が付くのに時間がかかりましたが、人に凄いよねと言われるところは自分の得意だと思っています。
そして当然、この反対に不得意なことがあるのですが、大人数でコミュニケーションをとりながら作業すること、情報が無いままその場で判断して臨機応変に対応することなどは得意ではありません。もちろん改善するなどの努力はできるだけするようにはしていたのですが、できないことを持ち上げても平均にしかなれないと気がつき、得意を積極的に伸ばしていこうという思考になりました。
そして今思うと、気が付いていなかっただけで子供の頃もこの傾向がかなり高かったように感じます。
2. 表層や外見は変わっても人の中身はそうそう変わらない
- 人の性格は基本変わらないので、自分の性格を活かす
- 自分の性格や特性が活きる環境に身を置く
- ありたい姿をイメージして、そのギャップを埋める
人は生きていれば当然外見なども成長しますが、根本的な人の性格はそうそう変わらないと考えていています。マイペースな人は生まれつきそういう性格だと思いますし、繊細な人も生まれつき、または育った環境に左右されるかと思います。そしてその環境を幼少期に自らの意思でコントロールすることはほぼ不可能に近いです。
後天的に性格を強制するというケースももちろんあるかと思いますが、それはその人に自分の性格を変える才能があったと考えるのが妥当です。
ところが無いものねだりなのが人間というもので、どうしても自分のできないことに憧れを持ってしまうものです。そしてそこに向かって必死に努力するという事をしてしまいがちですが、そうではなく自分の生まれ持った性格を理解してうまく利用するというのが良いのでは無いかと思っています。
その時に大切なのが、自分の性格が活きる環境に身を置くことです。当然ですがコミュ障が営業などをするとよくないことが起こりそうな気がしますし、コミュ強が工場での作業業務を淡々とこなすとよく無いことが起こりそうな気がします。
自分がどの性格タイプだったのか、どの場所で輝いていたケースが多かったのかを一度考えて書き出してみると思考が整理されます。過去と現状を整理することでありたい姿を思い描き、そのギャップを埋めるための作戦を考えることができます。
3. 自分の才能に気が付くためにシンプルに考えてみる
- 思考は複雑に、アウトプットは極力シンプルに
- 手放して、残ったことが大切なこと
- 自分の正解は自分の中にしかない
大切なことは実はとてもシンプルである。というのが私の考え方です。少し短絡的にはなりますが、なんかよくわからないけど好き、嫌い、美しい、美しくない、やりたい、やりたくないみたいなある種直感みたいなのって結構当たる気がします。
子供の頃とかって深く考えずにやってみようとか、なんか好きとかそういうことって頻繁にあったかと思うのですが、大人になるにつれて良くも悪くも知識がついてしまい行動できなくなってしまいがちなところがあります。行動できないのを、環境が悪い、会社が悪い、家族が悪いなどとして誰かのせいにしてしまうと結局自分も苦しむし誰も幸せになれないというか、1番良くない気がしています。
子供の頃の記憶や気持ちを取り戻すことがもしできたのであれば、そこに自分の得意なことのヒントが眠っていると思います。
そしてその気持ちを取り戻すのに、私は情報やモノやコトなどの取捨選択や断捨離などが必要だと感じています。逆転の発想ですが、捨てた結果としてそこに残ったものが本当に大切なことなのではないかという発想です。
残ったものが何であるのかというのは人それぞれだと思います。一周回って家でYoutubeを見ながらお菓子を食べるのが大好きだったということに気がつくかも知れません。やっぱり大勢の人に貢献できるような仕事をすることが自分は1番輝けると気がつくかも知れません。
純粋にこれをやっている時が楽しい、生きている実感がある。そういうことに時間を使う人が増えれば、より個人個人が才能を発揮して輝ける世界になるのではないかと考えています。
自分にとっての正解は自分の中にしかなく、自分が正解だと思えばそれが正解だと思うようにしています。そして自分にとっての正解を持っているということはある種のスキルだと思っています。
まとめ
誰しも得意なことや好きなことを活かして生活したいと考えていると思いますが、それを見つけるには子供の頃の自分の行動を見直すことによって才能を思い出すことができるのではないか?というお話をしました。
情報過多な現代なので全ての情報を受け入れていると頭がパンクしてしまいます。そんな時代だからこそ自分にとって本当に大切な事を見極めて取捨選択することが大切だと思っています。
情報を整理してシンプルにすることによって子供の頃のような純粋な気持ちを取り戻し、自分らしく生活できる人が増えたら良いなと日々考えています。
(筆者)
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